2024年7月20〜21日、「東京キャンピングカーショー2024」が開催され、大盛況にうちに幕を閉じた。会場となったのは東京ビッグサイトには100社が出展。来場者数は2日間で1万7197人と、昨年の来場者数1万6396人を上回った。
ただ、特筆すべきは展示車両だろう。2023年は92台だったが、今年はなんと229台も展示された。約2.5倍のキャンピングカーが出展され、同イベントで初披露の車両も。例えばバンテックの「アストラーレGX4」やケイワークスの「エクスクルーシブ アーチザン」などが登場した。
でも注目度が高かったのは、ホワイトハウスで参考展示された日本未発売の「ジムニー5ドア(ジムニーシエラの5ドア仕様)」のポップアップルーフ装着車。これは、ジムニー5ドアの日本販売を見越しながらも「パーツの輸出も検討している」という。
中でも注目度が高かったのは、ホワイトハウスで参考展示された日本未発売の「ジムニー5ドア(ジムニーシエラの5ドア仕様)」のポップアップルーフ装着車。これは、ジムニー5ドアの日本販売を見越しながらも「パーツの輸出も検討している」という。
展示車両の量だけでなく質でも唸らされる同イベントからは、右肩上がりのキャンピングカー需要を感じさせた。
多様なユーザーニーズと多彩なキャンピングカーがマッチ
ここまで読んで「約2.5倍の車両数と言っても来場者数の増加は105%程度。そこまで需要は伸びていないのでは?」と疑う人も、中にはいるかもしれない。だが、そんな考えは会場に訪れたら、浮かぶことはなかっただろう。
来場者は展示車両を熱心に見て周り、スタッフに装備内容の詳細や日常での使い勝手を質問。商談している来場者も散見され、「購入済み」と札を貼られた車両も少なからず存在していた。
最近では日常では乗用車として使える「乗用車ベースキャンパー」や、より装備を簡略化した「車中泊仕様車」も人気を博している。ペット連れの旅行手段として、あるいは防災用品としてもキャンピングカーを求める声が増えており、ユーザーニーズは多様化していると言える。
そういったニーズを反映したキャンピングカーは多かったことが、展示車両の増加と来場者の意欲がマッチ。それが同イベントを盛り上げたし、昨今のキャンピングカー人気の一因になっているとも推測できる。
いささか話が逸れたが、少なくとも会場で感じられた熱量はホンモノ。2025年の東京キャンピングカーショーにも期待が高まるイベントだった。
>>「東京キャンピングカーショー2024」公式サイトはこちら
なお、今回出展された車両の情報は随時キャンピングカーカタログに追加していく。キャンピングカーを探しているなら、ぜひこちらも活用してほしい。
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