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東京キャンピングカーショー2024が閉幕!市場の盛り上がりとユーザーの熱を肌で感じた

東京キャンピングカーショー2024

2024年7月20〜21日、「東京キャンピングカーショー2024」が開催され、大盛況にうちに幕を閉じた。会場となったのは東京ビッグサイトには100社が出展。来場者数は2日間で1万7197人と、昨年の来場者数1万6396人を上回った。

ただ、特筆すべきは展示車両だろう。2023年は92台だったが、今年はなんと229台も展示された。約2.5倍のキャンピングカーが出展され、同イベントで初披露の車両も。例えばバンテックの「アストラーレGX4」やケイワークスの「エクスクルーシブ アーチザン」などが登場した。

バンテックのアストラーレGX4|東京キャンピングカーショー2024展示車両
バンテックのアストラーレGX4はトヨタ ハイラックス(8代目)がベースのトラキャン。現在は試作段階で、2025年2月頃の発売を目指している
オーロラエクスクルーシブ アーチザン タイプI|東京キャンピングカーショー2024展示車両
ケイワークスのオーロラエクスクルーシブ アーチザン タイプI。ベースはトヨタ ハイエース スーパーGLで、展示車両の価格は1108万6000円(税込)

でも注目度が高かったのは、ホワイトハウスで参考展示された日本未発売の「ジムニー5ドア(ジムニーシエラの5ドア仕様)」のポップアップルーフ装着車。これは、ジムニー5ドアの日本販売を見越しながらも「パーツの輸出も検討している」という。

中でも注目度が高かったのは、ホワイトハウスで参考展示された日本未発売の「ジムニー5ドア(ジムニーシエラの5ドア仕様)」のポップアップルーフ装着車。これは、ジムニー5ドアの日本販売を見越しながらも「パーツの輸出も検討している」という。

ホワイトハウスが展示したジムニー5ドア(東京キャンピングカーショー2024展示車両)
ホワイトハウスが展示したジムニー5ドアにはポップアップルーフ装着車。ルーフの開閉は電動式で、ルーフトップをFRP製となっている

展示車両の量だけでなく質でも唸らされる同イベントからは、右肩上がりのキャンピングカー需要を感じさせた。

ナッツRVのバッテリー解説|東京キャンピングカーショー2024
急速充電ユニット「ハイパーエボリューション」など電装系に強いナッツRVでは、バッテリーの種類やシステムの解説で耳目を集めていた

多様なユーザーニーズと多彩なキャンピングカーがマッチ

ここまで読んで「約2.5倍の車両数と言っても来場者数の増加は105%程度。そこまで需要は伸びていないのでは?」と疑う人も、中にはいるかもしれない。だが、そんな考えは会場に訪れたら、浮かぶことはなかっただろう。

来場者は展示車両を熱心に見て周り、スタッフに装備内容の詳細や日常での使い勝手を質問。商談している来場者も散見され、「購入済み」と札を貼られた車両も少なからず存在していた。

最近では日常では乗用車として使える「乗用車ベースキャンパー」や、より装備を簡略化した「車中泊仕様車」も人気を博している。ペット連れの旅行手段として、あるいは防災用品としてもキャンピングカーを求める声が増えており、ユーザーニーズは多様化していると言える。

会場に来たペット(犬)|東京キャンピングカーショー2024
キャンピングカー購入を検討するペット連れの来場者も多く、会場ではペット用品の販売も行われた

そういったニーズを反映したキャンピングカーは多かったことが、展示車両の増加と来場者の意欲がマッチ。それが同イベントを盛り上げたし、昨今のキャンピングカー人気の一因になっているとも推測できる。

バーストナー リセオギャラリーTD689Gハーモニーライン|東京キャンピングカーショー2024
人気のフィアット デュカトをベースとするキャンピングカーも多数展示。車両はバーストナー リセオギャラリーTD689Gハーモニーライン

いささか話が逸れたが、少なくとも会場で感じられた熱量はホンモノ。2025年の東京キャンピングカーショーにも期待が高まるイベントだった。

>>「東京キャンピングカーショー2024」公式サイトはこちら

キャンピングカーに乗って楽しむ子ども|東京キャンピングカーショー2024
ファミリーでの来場も多く、我先に展示車両内に乗り込む子どもを随所で見られた

なお、今回出展された車両の情報は随時キャンピングカーカタログに追加していく。キャンピングカーを探しているなら、ぜひこちらも活用してほしい。

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